私の初マッサージは学生の頃でした。

当時、私は温泉施設のマッサージ室で受付のアルバイトをしていました。
その時の私は、肩こり、腰痛などとは無縁でしたので、自分がマッサージ受けるということは考えてもみないことでした。

しかしここで働く以上、このマッサージ室の施術がどんなものか知らないのは、アルバイトといえどスタッフとして良くありません。院長先生の勧めもあり、私はマッサージを体験することとなりました。

いざ、ドキドキしながら施術用ベッドへ。
私の中でマッサージに対するイメージはバラエティ番組の影響か「痛い」というイメージがあり、「痛いのは嫌だなあ」と少し恐々としながら始まるのをじっと待っていました。

そんな中、マッサージがスタート。施術は非常にゆっくりとした動作でした。
掌や指でゆっくりと体の中に沈めていく方法で、初めは少し圧迫感がありましたが、私の呼吸に合わせて押して下さるので、まったく苦ではありませんでした。力加減もぴったりで、芸人さんが痛みに叫ぶ様子をイメージしていた私の予想と良い意味で外れていました。

また、室内には静かで穏やかなBGMが流れており、それも相まってか、少しずつ自分がリラックスした状態になっていくのがわかりました。
施術の最初の方は覚えていたのですが、どうやら途中で寝入ってしまったらしく、後半は全く覚えていません。終わり、と教えて頂くまでぐっすりです。

今までマッサージに対して、あまりいい印象は持っていなかったのですが、実際に受けてみると、「マッサージって、肩こりがなくても気持ちがいいものなのか!」と印象が変わり、とてもいい体験をさせてもらいました。

今度、どこか温泉にいったら久しぶりにマッサージを受けてみたいです。